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マーケティング

行動をデザインする。No.2

カテゴリーメイク型、オーバーテイク型の考え方を利用して、新しい市場を開拓することも出来ると思いますが、両方ともモノ有りきの考え方を行っています。現在ある「モノ」や「サービス」のプロモーションを行うために、その「モノ」や「サービス」をどう差別化して市場での優位性を作り出そうかというものです。どちらもモノを中心にした考え方を中心に置いてシュミレーションを試みるものです。

ここで、立ち止まって考えて見ます。
意外と過去に企業がプロモーション等で提供した価値をそのまま受け入れて商品の選択を行っているケースが多いと思いませんか。
「日本酒は和食に合う」というイメージも、過去に和風の女性のお酌だったり、和食のシーンでのプロモーションでイメージ付けが行われたりと・・・企業や今までの慣習の中で発送するケースが多いと思います。「日本酒は和食時に味わうもの」といつの間にか考えていませんか。
「納豆」は朝食べるもの。「ポカリスエットはスポーツの後に」とか・・。ちょっと違うかもしれませんが。
例えば「日本酒は和食に合う」・・・。商品を利用する消費者の意識の中に植え付けられているとします。食事行動という視点で見ると、和食を食べるという行動の中で選ばれる商品となります。フレンチや中華を食べる時に選ばれることは無いと・・・・?
また、夕食の時だけ・・? 朝や昼の食事行動の中で日本酒を飲むという行動は無いのか・・・?
夕食時にコップ1〜2杯(一合〜2合)は、普通だけれど・・・。朝や昼の食事前の食前酒として、おチョコ1杯(大吟醸など)は無いのか?
もし、可能ならどんな日本酒かいいのか・・・?

行動から価値軸を少しずらしてみる・・。商品やサービスの価値や軸足をズラして見ると。すると、今までの商品やサービスの価値を消費者がなんとなく決めていた常識を見つけ出すことができます。
例えばの話です。車に乗るときは、NGです。

株式会社ライクス 山本裕行

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